DRI ジャパン

BCM研究会

DRIジャパンが主催するBCM研究会は、原則としてDRIのBCP研修を受け、認定を受けられている方

及び組織(企業・団体等)が参加いただけます。

毎回タイムリーなテーマについて、有識者を招き新しい情報を提供すると共に、参加者が情報・意見

交流を行ない、参加者それぞれが持つ BCP/Mに関する課題解決のヒントを得ることができます。

《2024年》

●第22回 BCM研究会(実施済)

日 時:2024年 2月27日(火) 15:30~18:00 

 

 【テーマ1】やや収まってきたCOVID-19の現況と今後の見通し

       講演者:川崎市健康安全研究所長

                  岡部 信彦 様

 

 【テーマ2】病院BCPから地域連携BCPへ  ~如何に災害関連死を防ぐか~

       講演者:国立病院機構本部DMAT事務局長

                                   小井土 雄一 様   

 

  DRI HCPの概要解説    黒川  顕  DRI-J 理事 

   ⇒ 研究会 講演資料は こちら (会員のみ閲覧可能)

 

 

《2023年》

●第21回 BCM研究会(実施済)

日 時:2023年 9月13日(水)15:10~17:10 

 

【 テーマ1 】異常気象、地球温暖化にどう備えるか 

          講  師: 気象庁・地球温暖化情報官

                   大森 正雄 様 

 

【 テーマ2 】新たな防災情報の取り組み                         

            講 師:リアルタイム地震・防災情報利用協議会(REIC)
  上村 良澄様水井 良暢 様、大崎 雄二 様

   ⇒ 研究会 講演資料は こちら (会員のみ閲覧可能)

 

 

●第20回 BCM研究会(中止)

  

 

●第19回 BCM研究会(実施済)

日 時:2023年 1月17日(火)14:00~16:00 (オンライン)

 

テーマ:サイバー攻撃に対する対応について

 

解説1: サイバー攻撃の種類とその対策案、及び今後の組織活動の進め方    

       最近のサイバー攻撃のアタック手法とその対応策、及び組織として推進すべき防御策について解説します。

      講 師: 中谷 明男 DRIジャパン 評議員 

 

 

解説2: 事業継続とサイバーレジリエンスへの統合の重要性

    グローバルなセキュリテイフレームワークを母体として対応策の一端をご紹介します。  

     講 師: 佐々木 忍 DRIジャパン 理事 

   ⇒ 研究会 講演資料は こちら (会員のみ閲覧可能)

 

医療部会

 1.目標と活動内容

   目  標: 日本の医療分野において、地域の中核病院を中心に、あらゆる災害に対し、レジエントな体制

         や運営の普及を目指す。

   

   活動内容: 医療関係者への教育推進、講座提供(HCP501)、研究会・講演会、意見/情報交換の場運営、

         REAP実施、ヘルスケア機関のBCP構築支援を行なっています。

 2.体制(2019年 3月 発足~)

部 会   長  : 岡本 健    副部会長: 李 昌一、 大野 ゆう子       事務局: 見目 久美子

コアメンバー: 佐々木 忍     大崎 雄二、   湯本 壬喜枝、   中谷 明男、   山岸 勇一郎、   栗原 龍

顧   問 : 長瀬 貫㝫、    黒川 顕 

 3.活動実績

  3-1. 医療関係者向け 事業継続導入セミナーの開催(無料)

医療関係者向けの事業継続(BCP)導入セミナー開催します。BCPの重要性、作成プロセスやポイントをケーススタディを

元に実践的に事業継続(BCP)を知ることができるセミナーです。

大規模自然災害や感染症発生時、被災者への医療提供の中心的な役割を担うのは地域の 医療機関です。医療業務の早期復旧

再開は社会的使命となっています。 なお厚生労働省では、全ての医療機関が災害に備えるべく、地域拠点病院に対し事業

継続計画(BCP)の整備を義務付け、地域拠点病院以外の医療機関に対してはBCP 作成指針・手引き、及びチェックリストを

公開しています。

                                                申込みはこちら 

 

  3-2. COVID-19に関する共有事項

パンデミック、気候変動、社会的および金融危機、不平等、これらに対する対応の脆弱性という新たなグローバルリスクにより、我々日常の社会生活に新たな課題をもたらしています。 傾向はより深刻で、複雑なリスクであり、連鎖的で体系化された

影響による認識と懸念が高まっています。それは日本だけでなく世界のビジネス環境にますます影響を与えるでしょう。 

DRIジャパン医療部会では、COVID-19発生から現在に至るまで継続的に、医療現場における発生事象や対応を追っています。

これを元に、パンデミックへの考え方や対応指針・留意事項をまとめましたので、関係者のみなさまと共有します。 

第2版_COVID-19に関するDRIジャパン医療部会活動報告書 ダウンロード 会員のみ対象

 

 

  3-3. 医療機関向け(HCP)の簡易チェックシート 

大規模な自然災害や感染症等が発生した際には、被災者への医療提供について中心的な役割を担うのは、発生地域の医療機関

であり、大きな責任があります。 

そのため、災害発生時に医師や職員の出勤不可、社会インフラ途絶や医療設備の被害も想定される中で、事前に優先的に復旧

再開すべき重要業務を検討し「どの業務」を「いつまでに」実施するかをあらかじめ決めておき、どのような状況であっても

医療業務を早期復旧再開することは、医療機関の重要な社会的使命です。

 

医療部会では、医療機関が自組織の現状を客観的に把握し今後の改善活動に役立てるように、医療機関の事業継続能力の簡易

診断チェックリストを作成し、学会等で配布しています。

参考 医療事業機関向け(HCP) 簡易チェックシート

チェック項目
 1 インシデント発生時に地域自治体・近隣機関等と連携し、重要な医療業務を継続するための計画や緊急時行動計画を策定していますか?
 2 重要な医療業務を停止に追い込むような 自然災害や事故リスク(サイバー攻撃含む)を洗い出し医療業務に与える影響を評価していますか?
 3 優先的に復旧すべき重要な医療業務は明確になっており、各々の目標とした業務再開時間は決めていますか?また、その目標復旧時間は
病院内で共有されていますか?
 4 業務の復旧時間を満たすために必要な経営資源(医療設備、要員、情報システム等)や復旧のための戦略や手順は明確になっていますか?
 5 全館停電や断水、及び情報システム停止等の事態発生時の入院患者に対する対応(カルテ、医薬品、患者用食事)に対する対応策を立案
していますか?
 6 インシデント発生時の人命救助体制(職員・患者・来訪者等)及び重要な医療業務再開のための対応組織や各部門の役割は明確になって
いますか?
 7 国・自治体の法令・規制、及びサプライヤ(医療機器・医薬品メーカ等)との契約情報を評価・検証し、医療業務継続に影響を与えないか
定期的に(1回/年以上)に確認していますか?
 8

自治体や近隣地域との災害時における連携(行動計画・役割分担・合同訓練)の必要性を認識して、定期的に連絡会議や訓練等を実施して
いますか?

 9 防災訓練や模擬災害訓練、及び事業継続演習等の結果を評価し、発見した問題点・課題の改善計画を立案し、計画的に対策を講じていますか?
10 インシデント発生時の現状(対応可能レベルや負傷者の対応状況)を自治体や近隣地域住民にタイムリーに広報する仕組みは明確になって
いますか?

ダウンロード(会員のみ対象)

 

SDGs への貢献

  DRIジャパンは、BCP/M推進を通して、SDGs の実現に貢献します。

 

1.SDGsにおけるBCP/M

  • SDGs(Sustainable Development Goals: 持続可能な開発目標)は、国連が2030年までに目指す世界共通の目標です。

            2015年国連本部で開催された「国連持続可能な開発サミット」で全会一致で採択されました。

  • SDGsは、全世界の国と組織、個人が対象となります。
  • SDGsは、17項目の目標とそれを達成するための具体的な169個のターゲットが設定されています。
  • SDGs 17項目のうち 「BCP/M」 が関係するのは、#9、#11、#13、#17を支援することに同調します。

            特に#11は 直接貢献します。

 

国連広報センターホームページより
国連広報センターホームページより

2.DRIインターナショナル、及びDRIジャパンの活動

  • DRIIは、SDGs #17のターゲット11.bにあるように、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靭さ(resiliency)を目指す

           総合的な政策及び計画を導入・実施する都市や居住地を大幅に増やすために、仙台防災フレームワーク(2015~2030)に

           沿って、あらゆるレベルでの 総合的な災害リスク管理の策定と実施を支援しています。
      
         ※仙台防災フレームワークは、2015年仙台で開催された国連防災会議仙台で採択されました。
          2030年までに災害リスクを軽減する為のロードマップを提供しています。詳細は以下を参照してください。
           https://sendaicommitments.undrr.org/commitments/20210604_001

  • DRIIは、法規制に準拠した幅広いBCP/Mの研修・認証プログラムを、世界100カ国以上にある支部で展開し, DRIIの持つ

            高品質の事業継続管理を提供しています。

  • このようなBCP/M研修・認証活動を通してSDGsを支えており、DRIジャパンも同活動に参画しています。 

活動事例

【筑波大学 大学院】取組み事例

リスク・レジリエンス工学 学位プログラム

「筑波研究学園都市内外の企業・研究所との協働による学位プログラム」の開設(2020年度~)

これまで培ってきた情報・工学・社会・リスクの教育的資産を活かし、安心・安全に係る技術・マネジメントの能力養成への社会のニーズに応えた協働大学院方式による人材育成プログラム(リスク・レジリエンス工学学位プログラム)を、筑波大学と筑波研究学園都市 内外の企業・研究機関から構成される レジリエンス研究教育推進コンソーシアム

よって実践し、リスク・レジリエンスの分野で国際的に活躍できる研究者・高度専門職業人を育成する。

本学位プログラムで育成した研究者・高度専門職業人の輩出を通じて、レジリエンス研究教育推進コンソーシアムで

得られた成果・知見を社会に還元する。

【大阪大学医学系研究科】取組み事例

DRIジャパンの事業継続計画(BCPを知り、大阪大学の医学系研究科保健学専攻の教員・学生を対象に講義を開始した。

   初回:大学院の特別講義として2回行う。

  2回目:大学院生を対象にDRIの国際的基礎資格をとれるコースの開講。

  3回目:大学院生を対象としたトピック講義の開講。

  4回目:大学院生   を対象にDRIの国際的基礎資格をとれるコースの開講。

 

●神戸大学、神戸女子大学など近隣の国立・私立大学の看護系教員と 院生も受講 

   5回目:大阪大学保健学部生対象の危機管理講義の一貫としてDRIジャパンの講義実施

    <受講者:160名>

 

  **企業のトップ、組織のトップに何を任せるのか、そういう考え方をする、というのが斬新だった

【岡山大学】 取組み事例

絶滅危惧種スイゲンゼニタナゴの保護活動にもBCPが貢献
絶滅危惧種スイゲンゼニタナゴの保護活動にもBCPが貢献

**山崎淳一郎(研究協力部長)

 

  • ABCPの資格取得により、2020年2月北海道の新型コロナウイルス第1波の対応には、本資格で得た知識・技術が役立ちました
        (北大に在籍)
ABCP資格について説明する山崎部長
ABCP資格について説明する山崎部長
  • 2020年4月に岡山大学に転籍。 ABCPで得た知識を発展させ、リスク評価・BIA・BCSを教職員と協働して進める岡山大学独自の研究BCPの取組みを考案、発動。これが大きな成果です。


  • 上記の取組が、政策文書(審議会提言)や業種別ガイドラインに紹介されました。
認定書を携え槙野学長を囲む 本学ABCP認定のメンバー
認定書を携え槙野学長を囲む 本学ABCP認定のメンバー
  • 今後、ABCP取得者(8名)をさらに増やし、BCP を策定・運用していない地元企業に対し、BCP構築・運用の支援をしていきたいと思います。

【順天堂大学 浦安病院】 取組み事例

全職員挙げて「リスク評価」を実施。病院機能評価で最高「S」ランクを獲得!

 

自然災害、大地震、パンデミック、サイバーテロなどあらゆる脅威に対して、組織のレジリエンスを 高める BCMに取り組む

 

岡本教授と川島理事長がBCMがDRIの講習を受講してABCPとCBCPの2つの資格を取得して、BCM統括者としてBCMを推進している。

 

  • リスク評価を実施
  • 優先度の高い対策から対策を実施して対策強化
  • 人員確保についても参集訓練により非常事態に備える
  • 災害医療に本気で取り組み
  • DMAT隊の対応も拡充し、地域貢献体制に取組んでいる 

 

患者の命を預かる医療機関では、"BCPを作ったものの機能しなかった"では済まされません。

 

そのため、院内でもBCM講習会や勉強会を定期的に開催し、全職員にBCM教育の徹底を図って、病院の“文化”にしたいと考えています。(岡本教授)